マルチュク青春通り

1978年。
ブルースリーに憧れる高校二年生のヒョンス(クォン・サンウ)は新興住宅地カンナムに引越してくる。
ヒョンスが転入したクラスはガラの悪い連中ばかりだったが、バスケの試合で活躍したことをきっかけにクラスのボス:ウシクの仲間に迎えられた。

気の弱いヒョンスにとって初めてのディスコ、初めてのタバコ、初めてのナンパ。 そして喧嘩・・・。
「喧嘩は嫌だ」と言うヒョンスにウシクは「喧嘩は先に殴ったほうが勝ちだ」と言う。

そんなヒョンスは通学バスで見かけるウンジュという美少女に密かに思いを寄せていたのだが、、、。

あぁ、甘く切ない。
サンウはこの作品への思い入れがとても強いらしいが、なるほど今まで見たサンウ映画の中で一番映画らしい余韻を味わえます。
純情サンウの表情は胸キュンものです。「この人、すごくいい人かもしれん。」と思っちゃうもの。(暴言)

日本では 男子学生=喧嘩 のイメージはありません。でも軍事政権下の背景ではこーなるのかしら。
ま、喧嘩シーンはプロレス見てるみたいで平気。たけど純情ヒョンスが食堂の年増の女将に犯されそうになるシーンに動揺。
先生による体罰にもドキリ。

聞き分けの良い子だった主人公が、最後は抑圧に反抗するようになります。
女性よりは男性がリアルにノスタルジーを感じる映画ぢゃないかしらん。

10代はもうはるか昔になってしまったので、懐かしい楽しい思い出しか残ってないなぁ。
大人になるとまともに傷つくことを避けちゃうもん。(ナイーブさもなくしてきてる)
でも当時はそれなりに悩み、苦しみ、傷つき、不器用に過ごしていたような・・・
そんなほろ苦い思いを甦らせてくれる秀作。

原題:『マルチュク通り残酷史』の方がぴったりかも。
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しかしー、ここの高校生、昔の日本の青春ドラマの高校生みたく老け ・・・。
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byちかぽん by milla5 | 2005-09-04 21:02 | '05 cinema

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